面喰らった一日

katakoi20082008-04-23



今日は年休をとって、松岡正剛の講演「日韓文化の渦と潮」を聴きに行った。
これは日韓女性親善協会が主催したもので、国会議事堂近くの憲政記念館で行われた。


話は横道に逸れるが、ここはあの尾崎行雄と深い関わりがあるらしい。
実際に足を運んでみると、意外な発見があるものだ。


松岡講演の方は相変わらず刺激的で、私たちは韓国のことはもとより日本のことさえよくはわかっていないんだ、ということを痛感させられた。


それにしても会場に集まっていた女性たちはパワフルだった。
21世紀は確実に女性の時代だと思った。


一方、会場の男性からはくだらない質問が出て、松岡正剛に一喝される場面があり、とても印象的だった。
見栄をはるオジサンは見苦しいね。


帰り際、せっかくだから隣の国会図書館で少し調べものをして、坂口安吾に関する文献を何枚かコピーしてきた。
さすがは国会図書館、使い勝手がよい。女性職員の対応も実に素晴らしい。


やはり重なる時はあるもので、利用した地下鉄駅の近くでは小さな画廊を見つけてしまった。
ちょうど60〜70年代のカウンター・カルチャーの絵画展をやっていて、澁澤龍彦のポスターと古本、ベルメール宇野亜喜良中村宏らの絵が飾ってあった。
今度、神奈川では澁澤の回顧展もあるらしい。


今日は収穫の多い一日だった。