映画

喪失の悲しみ

連休の最終日、5月6日(水)は昼過ぎから東京に出掛け、銀座教文館で行われていた「ぞうさんの詩人 まどさん100歳展―ぼくがボクでよかったな―」を見てきた。 展覧会の最終日ということもあってか、狭い会場は大勢の人で賑わっていて「まどさん」の人気のほ…

世界のカラクリ

昨日16日(日)は、用事のあったついでに千葉市生涯学習センターホールで上映された映画「NAKBAナクバ」を観てきた。 市民団体〈マルハバ!パレスチナ〉が企画したもので、映画上映後には広河隆一監督の講演会も行われた。 「NAKBAナクバ」は、イスラエル/…

現実感のない日常

昨日は、早稲田大学でちょっとした用事があったついでに、夕方丸の内で映画「スカイ・クロラ」を観た。 こんなオッサンが行ったら浮いちゃうかな? と思ったけど、結構年配の人もいてホッとした。 冒頭の空中戦闘シーン、あまりの臨場感にあっという間に映画…

脱力の世界

今日は新宿テアトルで映画「タカダワタル的ゼロ」を観た。 高田渡って、前から気になる人だったけど、あの自由さはやっぱ凄いな。 泉谷しげるが国宝って言うだけはある。 飄々としていながら、毒がある。毒がありながら、ユーモアがある。 あんな生き方もい…

僕らの勇気

今日は昨日に引き続いて、東京に出た。頑張って朝早く来て、新宿で若松孝二の映画「実録・連合赤軍」を観た。 ぶっ続け3時間半の超大作だったが、途中で飽きさせないいい映画だと思った。音楽も素晴らしかった。 「総括」という名の内ゲバ闘争は、観ていて…

儚く狂おしい世界

今日は渋谷で、待ちに待った映画ヘンリーダーガーの「非現実の王国で」を観た。 東京はちょうど桜が見ごろで、どこもかしこも美しく咲き乱れていたが、映画のなかのダーガーも、そして彼の絵画も同じく咲き乱れていた。 やっぱり彼の絵には人を惹きつける力…

グリーナウェイ、最新作

用事があったついでに、今日は新宿高島屋タイムズスクエアでピーター・グリーナウェイの最新作「レンブラントの夜警」を観た。 途中、ジワッと涙が浮かんだ。 グリーナウェイの映像には、いつも美しいものと同時に、醜いもの、おぞましいもの、卑猥なものが…